風味のサステナビリティ活動
エクアドル中西部のロスリオス州。
アリバ種の絶滅を防ぐためには、プランテーションで適切に管理し生産できる体制が必要であるため、現地の大規模農園との共同プロジェクトとして活動しています。
エクアドルの現地固有種で特徴的な風味を持つ「アリバ種」は、病害に弱く、一定面積当たりの収穫量が低い品種です。
農家にとっては手入れが難しいこともあり減少の一途を辿っています。
「古来よりエクアドルの地に生育しているアリバ種」を保全し、「エクアドルといえば」というフレーバーの持続可能な環境を整備していきます。
伝統的なアリバ種を最新設備の整ったプランテーションで、耐病性の強い台木にアリバ種の穂木を接ぎ木し、風味、品質の維持を図ります。また、接ぎ木にすることで、生産性の向上にも期待ができます。
この取り組みは、2022年10月にスタートいたしました。
アリバ種は別名ナシオナル種とも呼ばれる、エクアドル特有の環境に適応して変異した、カカオの原生種に近いエクアドルの固有品種です。他国での栽培が不可能とされており、エクアドル国内のアリバ種の割合も数%程度しかないといわれています。